Ollamaのインストール
Ollama の Linux へのインストールと基本使用法
Ollamaとは
Ollamaは、クラウドに依存せずに自分のPC上で大規模言語モデル(LLM)を動かすことを可能にする仕組みです。従来、LLMを利用するにはクラウドサービスを経由するケースが一般的で、そのためにセキュリティやプライバシーに関する懸念がつきまとっていました。Ollamaはその課題に応える形で開発されており、ユーザーはネットワークに依存することなく、機密性の高いデータを外部に出さずに利用することができます。
操作はシンプルで、コマンド一つでモデルを呼び出して対話を始められるため、難しい設定や環境構築を意識する必要はありません。また、MistralやLLaMA、Gemmaといったオープンソースのモデルを選んで試すことができ、用途に応じてモデルを切り替える柔軟性も備えています。さらに、APIを通じて他のアプリケーションやサービスと連携できるため、実験から実務まで幅広い場面で活用可能です。
インストール手順
以下のコマンドで、Ollama を Linux にインストールできます。
# 公式サイト: https://ollama.com
curl -fsSL https://ollama.com/install.sh | sh
バージョンを指定したインストール
バージョン指定してインストールする場合は、リリースページを確認して、変数OLLAMA_VERSIONを指定することで、インストール可能となる。プリリリースもインストールできる。
curl -fsSL https://ollama.com/install.sh | OLLAMA_VERSION=0.13.3 sh
インストール後、以下のようにしてモデルを実行可能です。
ollama run gemma3 "hello"
このコマンドで gemma3 モデルを使って “hello” を送信します。
使用前に知っておくべきTips(前提事項)
- APIはバックグラウンドでserveが動いていれば利用可能
ollama runを実行すると、自動的にバックグラウンドで serve が起動します。 プロンプトを抜けても serve は動き続け、API経由でモデルを呼び出せる状態が維持されます。 - systemctl でサーバー状態の操作が可能
Ollama サーバーの状態を制御するには以下のコマンドを使用します。
sudo systemctl status ollama # 状態の確認sudo systemctl start ollama # サーバーの起動sudo systemctl stop ollama # サーバーの停止
-
モデルは事前に pull しておく必要がある 使用したいモデルは、事前にローカルにダウンロード(pull)しておきます。
ollama pull gemma3pull 済みのモデルであれば、APIやCLIからすぐに利用可能です。 -
モデルはハードウェアと用途に応じて選択する 大規模モデル(例: llama3)は、メモリやGPU性能を多く消費します。 小規模モデル(例: gemma、mistral)は、比較的軽量でローカル実行しやすいです。 使用用途(チャット、コード補完など)や、PCスペックに応じてモデルを選びましょう。
- APIレスポンスはデフォルトで stream モード
デフォルトではストリーミング(逐次出力)形式で応答します。
一括出力が欲しい場合は、APIリクエストの body に以下のように設定します。
{ "prompt": "こんにちは", "stream": false } - APIの基本的な使い方
APIは HTTP POST でアクセスし、JSON 形式の body を送信します。
例:
curl http://localhost:11434/api/generate -d '{ "model": "gemma3", "prompt": "こんにちは", "stream": false }'